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やさしい野菜学
●体をキレイに掃除してくれる健康食品
ゴボウは野菜の中でも特に食物繊維を多く含んでいるのですが、この繊維は消化されないものなので、体内の不純物をからみとって体外へと排出するはたらきをします。便秘を解消し、整腸作用のある野菜なのです。またこの豊富な食物繊維は、大腸ガンや動脈硬化などにも効果的と言われています。
 ゴボウに含まれる糖分は体内でブドウ糖に変わらないので、糖尿病の人や、またその予防にも適しています。

 ゴボウは少量食べて満腹感の得られる野菜なので、過剰なエネルギー摂取も防げます。そのうえ新陳代謝も高めてくれるので、ダイエットにはオススメの野菜です。
●ゴボウのあれこれ
日本原産の野菜である山菜類は、日本だけでしか消費されません。ゴボウもまた日本だけでしか消費されない野菜です。かつて第二次世界大戦中に、アメリカ軍捕虜に食事としてゴボウを与えた捕虜収容所の責任者が、終戦後の戦犯裁判で、捕虜に「木の根っこ」を食べさせて虐待したという罪で有罪判決を受けたという話があります。酷い話ですが、それほどゴボウが欧米にとっては奇異な存在だということがうかがえます。

また、一気に抜き上げる様子を「ゴボウ抜き」と言いますが、ゴボウにはヒゲ根とよばれる細長い根が多いため、地中から一気に引き抜くのは至難の業です。無理に引き抜こうとすると、地中で折れてしまう危険性もあります。
なので、一般的にはゴボウは抜いて収穫されるものではなく、掘って収穫されます。
●あたたかいゴボウの食べ方
ゴボウはアクが強く、切った後に空気にさらすと茶色っぽく変色してしまうので、切った後はすぐに水に浸けて、何度か水を換えながらアクを抜き、変色を防いでください。水に酢を加えると、身がより白くなります。
天ぷらやサラダ、煮物にしても美味しいゴボウですが、鍋との相性も抜群です。ささがきしたものをそのまま鍋に入れても美味しいですが、挽き肉にささがきしたものを混ぜ込んで、ゴボウ入りの肉団子にして鍋に入れても美味しいですよ。

ゴボウを買う際は、細身でヒゲ根が少なく、表面に傷の無いもの、泥付きのものを選びましょう。太いものには身の内側に裂けたような空洞が出来てしまっているものや、身が硬かったり、アクが強かったりするので注意しましょう。
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