東京研修 最終話
こんにちは、稲田です。
東京研修のプログラムの中には、「スーパーマーケット研修」もありました。
その内容はいたって単純。
一週間ほどスーパーの青果部にて実際に働く、というものでした。
たとえば産地研修が流通の始点ならば、
スーパーは言わば終点といったところでしょうか。
そこを体験するという旨の研修でした。

開店二時間前から陳列棚へ野菜を並べます。
特売のものは前面に推し、
てんこ盛りにして豪華さ、華やかさ、「特売の感じ」を演出して盛り上げます。
いわんや特売とは“パーティ・チューン”です。
ぼくはキャベツの山を築くのはけっこう得意でした。

朝早くに市場から運ばれてきた野菜は開店までに見事に陳列されて、
お客さんに買われていき、随時補充され、またぞろ買われていきました。
消費者の方々は、意外にも国内に於ける産地にはさほどこだわりは無いようで、
問題は国産か否か。ほぼその一点だったかと思います。
陳列と補充以外にもバックヤードでラッピングをしたり、値札を貼ったりも。
休憩中なんかに果物の差し入れを頂いたりして気分は上々でした。

そのスーパーでは毎週日曜日に朝市といって、
開店前の店先で野菜や魚や惣菜、日用品やなんかの激安店頭販売をやります。
研修最終日がその朝市でした。
大盛況も大盛況で、もはや小規模な祭りでした。
常時声を張り上げていたので祭りの終盤には枯れてしまい、大分ハスキーに。
お客さんと共に朝市を楽しんで、その後業務をこなし、スーパー研修は終了。
スーパーでの仕事は一日中動きっぱなしだったので、
体力的にも精神的にも結っっっっっっっっっっっっっっ構タフではありましたが、
お世話になったスーパーの店長をはじめスタッフさんが優しかったのと、
お客さんとの会話も楽しめたので、
厳しい真夏の部活をやりきったような
えも言えぬ充足感に満たされました。
貴重な経験だったと思います。

この東京研修を通して得たものは多かったです。
市場の朝の臨場感を体感できたこと。
産地研修、スーパー研修などの貴重な経験が出来たこと。
東京の市場の新入社員と仲良くなれたこと。
彼らとは今でも、仕事・プライベートともに連絡を取り合っています。
仕事面以外でも、写真も撮れましたし、格闘技観戦もできましたし、
上京した高校、大学の友人にも会えましたしね。
仕事もプライベートも楽しいこともしんどいことも全てひっくるめて
とても「面白い」研修だったと思います。
おしまい

